ハロウィーン記念 「 Happy Halloween 」 |
クリームポタージュ
コーン風味
(名古屋酪農株式会社:愛知県名古屋市)
№0110
ハロウィーンの歴史は古く、その起源は、2000年以上前に遡ります。
古代ケルト民族の人々が、人間に害をなす魔物を祓うために、
焚き火や作物などの供え物をした「収穫祭」(*)が始まりだとか。
さらにローマの「果実の女神」の祭が加味されて、
その風習が、のちにキリスト教の「万聖節(聖人を讃える祝日)」の
行事と混じり合い、アメリカ文化に定着したと言われています。
「 HALLOWEEN 」は、「 神聖な 」(Hallo)と「 イブニング 」(evening)が、
合わさってできた言葉です。
ハロウィーン前夜祭の10月31日は、今ではクリスマスに次ぐ人気行事で、
大人も子供も夜更かしをして、仮装パレードやパーティを楽しみます。
さまざまな魔物が人間を驚かせにやってくると言われる10月31日。
『 TRICK OR TREAT!(おやつをくれなきゃいたずらしちゃうぞ!) 』という
かけ声とともに、仮装した子供達が家々を訪れる習慣は、
祭用の食料を貰って歩いた農民の様子をまねたもので、中世のなごりです。
また、ハロウィーンといえば「かぼちゃ」です。
この頃は、ちょうどかぼちゃの収穫の時期で、種を取ったかぼちゃを三角形の
目、鼻、歯のある大きな口、こわいおばけの顔形にくりぬきます。
内側にキャンドルを置くと、「 カボチャ提灯 」のできあがりです。
そこで今日のドリンクは「かぼちゃ」スープです。
マックスバリューで買いました。1000mlで、260円。
味は、かぼちゃとコーンの割合が8:1と書かれているだけあって、
大変まろやかで飲みやすいです。
少々、塩気が多い気がしますが、現代の子供たちには、これくらいでないと、
化学調味料に舌が慣れているので、薄味に感じられるかも知れません。
実際には、かぼちゃの風味が濃厚(コクがある)なのと、
塩加減は関係ありませんが、メーカーとしてはこれくらいが限界かも…。
タイトルに【 緑黄色野菜の王様パンプキン 】と書いていますが
私の知る限りでは、王様は「 モロヘイヤ 」だと思いますので…
「 女王 」か「 王子 」あたりが…いいのではないかと思います。
めいらく(「名古屋酪農」のこと)さん、ゴメンナサイ。
飲みやすくすべてが溶け込んでいますので、
見た目がすこし物足りなく感じてしまうのが残念です。
「 粉パセリ 」や「 クルトン 」などを事前に用意してからのほうがいいですね。
またできれば、「かぼちゃ」を、竹串が通るくらいに蒸して(電子レンジでOK)
スープに加えてみるのも、いいですね。
よりスープをマイルドに仕上げたいのならば、
生クリームよりも牛乳のほうが、このスープにはあっていると思います。
可愛いお化けの襲来を受けたら…『 Happy Halloween! 』と応えて
手作りのクッキーやポップコーンやキャンディをあげる予定です。
しかしアメリカでは最近、この行事にも多くの問題がでてきています。
強盗事件の影響などで、親密な友達の家にしか子供たちを行かせなくなったり、
また貰ったお菓子を、たいへん注意深く調べたりするようになったそうです。
我が家のドアもノックされないかと…今夜はこのスープでも飲みながら
子供たちが来るのを、待ちたいと思います。
お菓子を買って待っていますが…。
たぶん来ないと…思います。
10段階で7です。
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(*)収穫祭
古代ケルト民族は一年の終わりを10月31日と定め、その夜を死者の祭としたそうです。
それは死者の霊が親族を訪れる夜であり、また悪霊が横行し、子供をさらったり、
作物や家畜に害をなす夜でもあったそうです。
そのため死者の霊を導いたり、また悪霊を払ったりするために、
焚き火は不可欠なものでした。しかし、このような習慣はすたれ、
現在では、焚き火の代わりにろうそくを用いるようになっています。
当時から、「ひいらぎ」などの植物は、悪魔を追い払ってくれる護符だったようです。
参考資料…現代に生きるアメリカの生活行事(秋山正幸著/千城出版 )