ドド~ンとおいしい 北海道フェア (2日目) |
キリンガラナ
北海道限定 炭酸飲料
(キリンビバレッジ株式会社:東京都千代田区)
№0122
「サークルKサンクス」では、11/9から29日まで
「 ドド~ンとおいしい 北海道フェア 」を開催中です。
近所のサンクスにて買いました。147円でした。
ペットボトルの横には、「北海道限定」と黄色で書かれています。
しかし、今年の夏に都内の「自動販売機」で見かけたような…?
そんな気がしますが…まあ、ご愛嬌ということで!!
ボトルの後ろに、ガラナについて次のように説明されています。
【 ガラナは南米アマゾン河流域原産の植物で、その実に
コーヒーの約3倍のカフェインと、カテキンが含まれており、
気分転換したい時や集中したいときにぴったりです。】
なるほど、飲んでいると…頭が冴えてきてぜんぜん眠れません。
「ガラナ」は、ブラジルはアマゾン原産のパウリニアクパーナという
木の種子のことです。
その昔は不老不死や長寿の薬としても珍重され、
現在でも強壮剤として、使われています。
そのガラナの実を蒸留して、炭酸を加えたものが、
「ガラナ」という飲み物です。
ブラジルでは、現在でもコーラよりガラナのほうが、
みんなに愛されて、たくさん飲まれているそうです。
カフェインが多く含まれているので、疲労回復など効果がありますね。
あと、人工的ですが、フルーティーな香りと味わいがいいです。
私が、10年くらい前に…初めて飲んだときの印象は、
「ドクターペッパー」(*)の優しいバージョンって感じでした。
ドクターペッパーは、チェリーとバニラの味が強いのですが、
これは、チェリーの香りがほんのり程度です。
でも…実際は、「ガラナ」エキスなのですけれど!!
このガラナもそうですが「北海道限定販売」というものが多いのです。
これには「コカ・コーラ」との深い因縁があるようです。
日本でガラナ飲料の生産が始まったのは昭和33年頃のこと。
当時はまだ「コカ・コーラ」は日本に輸入されていませんでした。
しかし、やがて輸入解禁となるであろう「コカ・コーラ」への対抗馬として
開発・生産されたのが、ほかならぬ「ガラナ飲料」だったのです。
その後、コーラが輸入解禁となり、圧倒的なシェアを獲得するにつれて、
ガラナ飲料の生産は低調になっていきましたが、
北海道だけは内地(本州)に比べてコーラの上陸が遅れたため、
その間にガラナ飲料がすっかり定着してしまったというわけです。
北海道だけで販売されるガラナが多いのは、
こうした過去の歴史を引きずっているからなのですね。
現在、多くの会社からガラナドリンクが販売されています。
会社の同僚で、函館出身のワタナベさんは、「コアップ」という名前の、
「ガラナドリンク」が大好きだったと、今日、熱く語ってくれました。
コアップは「 CO-UP 」のことで、コーラを越えた…そんな意味でしょうか?!
沖縄の「 さんぴん茶 」みたいですね。
ガラナエキスが入っている、身近なドリンクとしては、
「ヤクルト・タフマン」などがあります。
またドリンク剤では「ベンザ栄養補給ドリンク」(三共製薬)や
「新グロモント」(中外製薬)などにもガラナ・エキスが入っています。
…恐るべし、ガラナ。
10段階評価で5です。
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(*)ドクターペッパー
日本においては、1973年(昭和48年)に東京コカ・コーラボトリングが
販売を開始。現在は、東京、富士、三国、利根、沖縄の5地域の
コカ・コーラボトラーのフランチャイズエリアにおいて販売されている。
販売者は各ボトラーの子会社になっている場合もある。