ポンは、日本一の「ポン」 |
愛媛みかん
いよかん混合
(株式会社えひめ飲料:愛媛県松山市)
№0166
おととい 長崎のストレートジュース を買いましたが、
比較の為に、こちらも買って飲んでみました。
会社近くの西友で、162円でした。
100本記念のドリンクは「オレンジとみかん」の濃縮還元でしたが、
こちらは「温州みかん」と「いよかん」で濃縮還元+ストレート果汁です。
ボトルの横にはこのように書かれています。
【 愛媛産には 愛がある 】そのまま何のひねりもないですが
ほのぼのとした空気が伝わってきます。
『愛媛のまじめなジュースです』のCMで、すっかりおなじみの
ポンジュースは、昭和27年(1952年)に誕生しました。
当時は…まだ果汁100%ジュースではなかったのです。
そして果汁100%ジュースとして昭和44年に発売以来、
35周年を迎えるお馴染みの【 ポンジュース 】。
温州みかんのおいしさと機能性に、伊予柑の豊かな香りと
爽やかなおいしさを加えた、新しいおいしさの愛媛みかんジュースです。
ポンジュースの名付け親は、当時の愛媛県知事・久松定武氏。
発売当時の宣伝ポスターには『日本で生まれて世界に輝くポンジュース』と
うたっており、日本一になるようにとの願いを込めてつけられたもの。
「日本(ニッポン)一」のポンから、名前をつけたそうです。
また、ポン(POM)は、柑橘果汁のpond(ポンス)、
文旦pomelo(ポメロ)や果樹園芸学、果樹栽培法のpomologyなど
柑橘に縁の深い名前であることも選ばれた理由だそうです。
しかし最初、愛媛では「POM」を採用する際に、
イメージがまったく理解されず、そのため、当時の愛媛県知事だった、
久松定武氏(もと、お殿様)に決めていただくことに、なったのだそうです。
久松知事はフランスに住んでいたこともあり、「ポン」はフランス語の
挨拶「ボンジュール」(こんにちわ)や「良い」という意味の「ボン」に
語呂が似ているので良いのではないかと「ポン」を勧めたそうです。
当時の農協の理事は60歳以上の人がほとんどで、お殿様に対し尊敬の念もあり、
「殿様の言うことだから間違いは無い」ということで「ポンジュース」に決定。
そのため…、本当の名付け親は「久松知事」とも言われているそうです。
温州蜜柑(ウンシュウミカン)は、ミカンの代表的品種で
江戸時代初期に鹿児島県長島で生まれたと云われています。
これが英語で『 Satsuma mandarin 』というように
薩摩という言葉が使われているゆえんです。
皮が薄く、むきやすく、種がないのが大きな特徴です。
他の品種に比べ酸味が少なく、甘みが強いことも、
人気の理由となっています。
9月下旬に収穫できる極早生から、12月中旬に収穫して貯蔵し
3月頃まで出荷される晩生まで多くの品種を持っています。
ハウス栽培もされていて、これは5月から9月にかけて出回りますので、
今では年間を通して楽しむことができます。
また伊予柑(イヨカン)は、名前が示す通り
愛媛県(伊予)で多く生産されている品種で、
ミカンの仲間では温州蜜柑に次ぐ生産高があります。
1886(明治6)年に山口県で発見されましたが、
愛媛県に導入されてから飛躍的に普及しました。
果実は大きく果皮は赤橙色、皮は厚めですが
皮がもろいため剥きやすくなっています。
500mlの大きさで、
162円なら文句はありません。
10段階で8です。