スター・ウォーズ 「 ブラック X 帝国、ガラナの逆襲 」 |
(キリンビバレッジ株式会社:東京都千代田区)
PEPSI X
(サントリーフーズ株式会社:東京都港区)
№0319・0320
(左側:キリンレモンブラック/右側:ペプシX)
去年の11月にも書きましたが、ガラナ と言ったら北海道です。
そしてキリンといったら「 ガラナ 」に熱心なメーカーです。
けど「 ガラナ 」といったら「 コアップ 」が有名だそうです。
ねえ函館出身のワタナベさん。
ボトルの後ろにはこのように書かれています。
【 あの「 キリンレモン 」にガラナを加えたら、
ちょっぴりクセがあるのに爽やかな炭酸飲料ができました。
キリンレモンブランドから新しいおいしさの提案です。】
まっかなパッケージが挑戦的です。
ガラナは南米アマゾン河流域原産の植物で、その実に
コーヒーの約3倍のカフェインと、カテキンが含まれており、
気分転換したい時や集中したいときにぴったりです。
「 ガラナ 」は、ブラジルはアマゾン原産の
パウリニアクパーナという木の種子のことです。
その昔は不老不死や長寿の薬としても珍重され、
現在でも強壮剤として、使われています。
そのガラナの実を蒸留して、炭酸を加えたものが、
「ガラナ」という飲み物です。
ブラジルでは、現在でもコーラよりガラナのほうが、
みんなに愛されて、たくさん飲まれているそうです。
ガラナのエキスとレモンが混ざると、
ほんのりチェリーの香りがします。
日本でガラナ飲料の生産が始まったのは昭和33年頃のこと。
当時はまだ「 コカ・コーラ 」は日本に輸入されていませんでした。
しかし、やがて輸入解禁となるであろう「 コカ・コーラ 」への対抗馬として
開発・生産されたのが、ほかならぬ「 ガラナ飲料 」だったのです。
その後、コーラが輸入解禁となり、圧倒的なシェアを獲得するにつれて、
ガラナ飲料の生産は低調になっていきましたが、
北海道だけは内地(本州)に比べてコーラの上陸が遅れたため、
その間にガラナ飲料がすっかり定着してしまったというわけです。
北海道でガラナが多いのは、こうした理由によります。
たしかに一緒に飲んだ、ペプシXよりも
クセが少なくて飲みやすいです。
これはヨーロッパをはじめ20カ国以上で発売され
話題を呼んでいたドリンクです。夏季限定です。
中味は、「 ガラナ 」と炭酸の刺激がクセになる、
今までにないユニークな味わいのコーラテイストです。
従来のペプシコーラ よりも、若干、赤っぽい色になっています。
飲んでみると、味はキリンビバレッジが北海道地区で
主に販売している「 キリンガラナ 」によく似ていて、
コカコーラ社が販売している「ドクター・ペッパー」を
薄くしたような味です。
ドクターペッパーは、チェリーとバニラの味が強いのですが、
これは、ファンタグレープのような香りがします。
パッケージは、黒をベースに「 X 」のロゴを中央に配して、
「ミステリアス」な雰囲気と、「 未知 」なイメージを表現した
斬新なデザインに仕上がっています。
ただし個人的には「エックス」よりも
どうしても「 バツ 」に見えてしまいます。
10段階では、ガラナが6で
ペプシXは、4くらいです。