一粒の豆、一杯の珈琲。 頑固に守る秘伝の焙煎 「 丸福 」 |
丸福珈琲店
Café au lait
珈琲・オ・レ
(株式会社丸福商店:大阪府大阪市)
№0529
自宅近所のスリーエフにて購入、158円でした。
今回の製造はルナ物産株式会社(愛媛県松山市)で行われています。
1年前の「 秘伝焙煎 名物 カフェ・オ・レ 」はフレスコさん製造だったのに
今回、製造メーカーが替わってしまったのは…なぜなのでしょうか?
香りが強く、去年よりコクがしっかり感じられます。
原材料は、牛乳、コーヒー、砂糖とpH調整剤だけで同じです。
直接、電話で大阪の千日前丸福珈琲店さんに電話してみました。
ドリンク : 今回、若干コーヒーの香りが強く、前回のほうがミルク感が
強かったような記憶があるのですが、同じものなのでしょうか?
丸福さん : 前回とは原材料は一緒ですが、若干配合を変えています。
今回は…、ご指摘の通り数%ですが、ミルクを減らしてコーヒーの香りを
楽しんでいただけるように配合を調整しました。
ドリンク : 1年前は、確かフレスコさんだったと思うのですが、今回は
ルナ物産さんに替わっていますね。何か理由があるのでしょうか?
丸福さん : そうです、材料はどちらも私どもで持ち込んで造ってもらいます。
その点では、代理で製造していただいておりますが、若干会社のカラーが
違います。フレスコさんは、比較的ロングライフな商品が得意で、
高温殺菌により60日くらいの保存が可能な商品を作ることができます。
しかし、ルナさんは、そのような設備がないので、殺菌温度は下がります。
そのため賞味期限が、15日くらいのチルドがメインですが、逆に殺菌の
温度が低いため、コーヒーの香りや味わいが失われることが少なくなります。
なるほど…、一長一短なので、どちらがいいかは、
そのときの会社の考え方によって変ってくるのですね。
丸福さんは、千日前本店は、大阪ミナミの、中心にあります。
ホームページには、このように書かれています。
【 珈琲専門店というと、メニューにいろんな種類の
珈琲があると思われるお客様がいらっしゃいますが
丸福珈琲店ではホットとアイスしかありません。 】
さらに、このように続きます。
【 創業以来約70年間守り続けた焙煎法は、
「豆は生きている。」「豆の声を聴きながら…」を
信条に現在も受け継がれています。 】
丸福では技術を認められた職人だけが
お客様へ珈琲を抽出することが出来ます。
【 焙煎の機械や装置は大掛かりで最新のものであっても、
決して機械まかせにせず、 常に傍らでパチパチという音…。
「豆の声」を聴きながら、気温、湿度などにより
異なる豆の表情を見ながら仕上げて行きます。
この丁寧な焙煎技術は丸福珈琲店ならではのものと
自負しております。 】 ( 以上、原文のまま )
「 丸福珈琲店 」 創業、昭和9年。関西では昔から有名なお店です。
現在は、秋葉原ヨドバシカメラの4Fにも出店されているそうです。
来週にでも、早速出かけてみたいと思います。
丸福珈琲店のイブキさん、丁寧に対応していただき
本当にありがとうございました。コーヒーを愛する気持ちと、
自分の商品について…コンビニのチルド商品であっても、
即座に自信をもって回答できることに、敬意を表します。
確かに今年のほうが美味しくなっていました。
ごちそうさまでした。
10段階で8です。