濃いお茶は、好きですか? 「 伊右衛門・若武者・生茶 」 |
(サントリーフーズ株式会社:東京都港区)
若武者 濃い冷茶
(アサヒ飲料株式会社:東京都墨田区)
濃い生茶
(キリンビバレッジ株式会社:東京都千代田区)
№0625・0626・0627
(左側:伊右衛門 /中央:若武者 /左側:生茶)
各社からいろいろと特色のある緑茶が登場しています。
最近流行っているものに、「 濃い目の緑茶 」があります。
伊藤園さんの「 お~い お茶 濃い味 」が特に有名ですね。
お茶の種類を増やすこんな方法があったのかと、
私たちに提案してくれたお茶でもあります。
1本目のサントリー「 伊右衛門 」は、創業200年以上の歴史をもつ、
京都の老舗茶舗「 福寿園 」の茶匠が厳選した茶葉を使用しています。
お茶を淹れる水や、製法にまでこだわった緑茶です。
2004年の発売から、「 お茶は日本の心 」という考え方で、
老舗茶舗のお茶を通じて日本の豊かなスローライフの
素晴らしさを、サントリーさんはずっと伝えてきましたね。
その精神は一貫していて、CMにもテーマとして描かれています。
日本では「 濃く淹れたお茶 」が、その深い味わいだけでなく、
「 目が冴え気持ちが引き締まるお茶 」として古くから愛されています。
今回「 伊右衛門 」は、上質で美味しい「濃いめのお茶」を開発して、
「 伊右衛門 濃いめ 」と名付けました。
急須のお茶を普段飲んでいる人たちにも、歓迎されると思います。
3本の中では、一番お茶の色が濃く、味わいも深いです。
「 福寿園 」の茶匠が、希少品種茶葉と微粉砕の煎茶茶葉を
厳選して組み合わせることにより、飲んだ時に、しっかりと
旨みを感じられる濃さと、後に残らない清々しい後口になっています。
「 伊右衛門 」のおなじみの竹筒をモチーフにしたデザインは同じで、
濃いお茶の美味しさを感じられるように、色を「 濃い目 」にしてあります。
オリジナルよりも渋みが少し強いですから、酢豚や焼肉など
食べた後にお口の中をさっぱりさせたい人にお薦めです。
10段階で9です。
2本目のお茶は、アサヒ「 若武者 」は、1本目とは違い伝統ではなく、
現在の「 若き茶名人 」 丹野 浩之氏が監修したお茶です。
「 二段仕込み製法 」の渋みの少ないスッキリとした味わいです。
メーカーが夏向けというだけあって、一番クリアなお茶の色ですね。
国産茶葉100%で、緑茶本来のしっかりとした「 濃さ 」を実現。
凍結した茎茶を低温抽出して、渋みが少ない緑茶になっています。
ネーミングも、スッキリとした味わいの夏向きの冷茶であることから
ずばり「濃い冷茶」としています。季節限定で、思い切りがいいです。
パッケージも、濃い緑茶と氷をパッケージ全体にイメージした、
色も3本の中では、一番んさわやかなデザインになっています。
「 若武者 」は、第57回全国茶品評会で優勝した丹野浩之氏が、
「 愚直にお茶のおいしさにこだわった緑茶 」です。
発売から2年ほど経ちますが、「 食事に合うおいしさ 」をキーワードに、
「 スッキリ系の味わい 」と「 深く旨みのある味わい 」の異なる2種類の、
『 若武者 清らかな味わい 』『 若武者 深い味わい 』 を発売しました。
そして4月に、 『若武者 濃旨(こいうま)』 が新たに加わりました。
どんどんと進化の道を歩んで、バリエーションを増やしていますね。
渋みが少ない後味の緑茶なので、おにぎりなどのご飯だけでなく、
サンドイッチやパスタなどのランチにも合うと思います。
10段階で8です。
3本目は、松嶋菜々子さんのCMでおなじみのキリン「 生茶 」です。
『 お茶にも生があったんだ。 』で2000年に発売されました。
「 茶葉の自然なうまみが生きた瑞々しい緑茶 」が特徴です。
特に、この春リニューアルした「 生茶 」は、
新芽の柔らかい甘みが好評で、人気があります。
しっかりとした濃厚な味わいが、おいしいですね。
そこで、生茶からも「 茶葉の旨みと甘み 」を
しっかり楽しめる「 濃い生茶 」が提案されました。
CMには、引き続きおなじみの松嶋菜々子さんが登場しています。
「 苦い濃いより、甘い濃い。」という…艶かしくて、
色っぽい大人の女性の画面に釘付けになります。
2回繰り返したあとで…溜息をつきながら横たわります。
「恋」と「濃い」をかけていて、彼女に言われると…妙に切ないですね。
「 濃い生茶 」は、甘みの強い「 玉露 」と
味わい深い「 かぶせ茶 」を使用しています。
玉露を通常より多く使用することにより、甘みを引き出して、
「 濃くて甘い 」という点を強調しているのです。
3本の中では、オリジナルと比較して一番濃いですね。
まろやかな味わいで渋くはありませんが、やはり苦いです。
パッケージは、メタリックグリーンが基本で、シンボルの茶葉を
「 濃い緑 」であしらっていて「 濃い生茶 」であることがわかります。
これは食事と一緒というよりは、単独で飲んだほうがいいです。
【 生茶葉抽出物使用 】のため、やはり独特の苦味が、口のなかに残ります。
10段階で9です。