黒い…タピオカ? |
珍珠奶茶 (チンジュナイチャ)
(安曇野食品工房株式会社:長野県松本市)
№0029
これはセブン・イレブンの先行販売商品です。
現在は他のコンビニでも販売しています。
ただしパッケージは別のデザインで、値段もちょっと違います。
ちなみにセブンイレブン210円、ローソン208円です。
違いは、パッケージの違いと「乳脂肪分」が0.2%ほど、
セブンイレブンの方が濃いです。
すなわち乳脂肪分1%あたりの単価は、10円ということになります。
また、ご丁寧に「開封時の液こぼれに注意」と書いてあります。
案内の通り、アルミのシールとプラスチックのフタの間にこぼれてしまいました。
注意書きを書くよりも…ここぼれないように改善したほうがいいと思います。
珍珠奶茶(チンジュナイチャ)は、【タピオカミルクティー】のこと。
もともとは台湾で生まれたものだそうです
中国、台湾、香港の夏と言えば、「パールティー」(真珠の紅茶=珍珠奶茶)。
街の至る所で売られており、定番中の定番の飲み物なのです
しかしコンビニのそれは…肝心のタピオカがやたらとプルプルしていて、
本来のモチモチ感を期待していた私としてはちょっぴりショックでした
原材料に「イカスミ色素」とありますが、タピオカの黒なのか、紅茶の色に使っているのか
気になって「お客様相談室」に電話を掛けてみました。
Q:原材料には、ブラックタピオカとだけ、書いてありますが
キャッサバ100%のタピオカでしょうか?
A:タピオカに色をつけていますので、普通のタピオカとは違います。色を黒くしています。
Q:色は「イカスミ色素」で黒くしているということですか?
A:はい。
Q:普通は、黒糖やカラメルで色付けをしている認識でしたが、イカスミの色なのですね?
A:はい。
Q:デンプンが溶けずに残っているのは、何か混ざっているのでしょうか?
たとえばゼリーやコンニャクなどですか?
A:やはりそのままでは、溶けてしまいますので、コンニャクを使っています。
Q:では、コンニャク粉とキャッサバの粉を混ぜてコンニャクゼリー状のタピオカに
加工しているということですか?
A:はい、そうです。コンニャクを加えているのは確かです。
突然の電話に対して、丁寧に対応していただた「ふなこし」さん。
大変ありがとうございました。
まあ、考えてみれば分かることで、タピオカは「キャッサバ芋」の「デンプン」を
人工的に丸めたもの(植物の実ではありません)です。
それを長時間、紅茶のなかに置いておけるはずもなく…。
でも、長時間入れてても溶けないように考えた安曇野食品工房。
『ちゃんとキャッサバを使っています』とは、先ほどの「お客様相談室」の答え。
どの程度使っているのかは、企業秘密でしょうが…
溶けないようにと、モチモチ感の、…この辺がギリギリの妥協点なのかも知れません。
そんな安曇野食品工房は、あの丸大食品株式会社の100%子会社だそうです。
ちょっとお腹がすいた時や、手軽に「のどを駆け抜ける」触感を楽しみたい人には、
大きなストローで吸い上げる飲み方自体が楽しいかも知れません。
でも私は、鍋で「タピオカ」を熱湯でもどして、少し甘めの紅茶と混ぜたいと思います。
自分でもどしたタピオカ。そのほうが…絶対、モチモチしています。
10段階評価で7です。