フォション物語(上) |
フォーション ティー・オレ
(アサヒ飲料株式会社:東京都墨田区)
№0040
製造はフレスコ株式会社の大井川工場(静岡県志太郡)で行われています。
アールグレイの紅茶葉を使用しています。
その茶葉は、フォーションのティーブレンダーが選んだお薦めのもの。
FAUCHON(フォーション)は、1886年創業のフランス・パリの高級食材商。
世界中から厳選した食材を提供し続けていて、日本ではジャムや紅茶が有名です。
「金缶」入りの紅茶は、ギフトや旅行のお土産に用いられるほど超~有名です。
個人的には、アップルティーの「黒缶」紅茶の方が、もらってうれしいですね。
「アールグレイ」はアイスティーが最も一般的な飲み方ですが、
ミルクティーにするとさらに個性が強まっておいしいと思います。
このティー・オレは、甘さはかなり控えめで、
紅茶飲料にありがちな「甘ったるい」という印象はありません。
香料は入っていますが、舌にザラザラする刺激感もほとんどありませんので、
ミルクティーはちょっと苦手という人にも気軽にすすめられます。
「アールグレイ」とは、ベルガモットの香りがつけられている紅茶のことです。
小さなオレンジのような実から抽出するベルガモットは、かるい柑橘系の香りがします。
この実から作られた精製油が、アールグレイの香りを付けるのに使用されているのです。
アールグレイの紅茶を飲むと、清々しい気分になるのは、
実はベルガモットのアロマテラピー効果だったのですね。
余談ですが、『オレンジペコ』とは、新芽のすぐ下の若葉の部分のことの名称です。
『オレンジペコ』は、この部分の茶葉だけを使っているストレートティーのことで、
果物のオレンジとは、一切関係がありません。
10段階評価で7です。