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純そば茶 韃靼そば使用
(株式会社伊藤園:東京都渋谷区)
№0059
そばが、高血圧によいといわれるのは、
そば粉に「ルチン」が多く含まれているからです。
ルチンは、今注目されているポリフェノールの一種で、
かつては「ビタミンP」とよばれていました。
主な働きとして、毛細血管の働きを安定・強化させ、
脳出血や出血性の病気の予防効果が高いといわれています。
しかし、私が今回一番驚いたことは、
「だったん」を漢字変換すると
正しくIME2003では「韃靼」と表示されたことです。
IME98では変換できなかったのに…
世の中に「韃靼」が、認知されてきたのですね。
原材料は、通常の200倍ものルチンを含む「韃靼そばの実」
そして普通の「そばの実」、保存料としての「ビタミンC」のみです。
身体の為を思うなら、「韃靼そばの実」だけを使い、
あえて「そばの実」で、ルチンの有効成分を薄くする必要はないと思われます。
しかし、コンビニでの販売を考えると、売れるためには
リピータのための飲みやすさも優先されなければなりません。
「韃靼そばの実」は、大変ニガイのです。
実際に通信販売などのサイトには、「韃靼そば茶」関連の商品は多くあります。
中には、この『純そば茶』に比べて5倍以上のルチンが含まれていることを
うたい文句にする商品もありますからね…。
健康にはなるけれど、ニガイ…
やはり『良薬は口ににがし』なんですね。
韃靼(だったん)とは、8世紀から13世紀にかけて
中国の東北部、バイカル湖付近から、内蒙古地方に住む
モンゴルの少数民族「タタール」のことです。
タタール部族で、栄養源として食べていた蕎麦であることから、
タタールを中国語読みにして、『韃靼そば』という名がついたそうです。
「日本そば」の実の色は、白色で大粒ですが、
「韃靼そば」の色は、からしに近い黄色の比較的小粒の実です。
「ルチン」は水溶性のため、蕎麦を茹でている間に、
どんどん「ゆで湯(そば湯)」の中に溶け出してしまいます。
当時の人にとって、そば湯はビタミン類の
貴重な補給源だったのです。
そば湯を飲む風習は、信州で始まり、
やがて、それが江戸に広まったとされています。
職場近くの信州蕎麦屋に、ランチタイムにでかけると、
飲み物は「緑茶」や「麦茶」ではなく「そば茶」が出てきます。
考えてみれば当然で、そばを食べるためには、
「そば茶」は最高のパートナーです。
ルチンは、血液をサラサラにしてくれて、脳出血や出血性の
病気の予防効果が高いといわれています。
ただしその一方で、こう書かれています。
【 そばアレルギー体質の方は、お飲みにならないでください 】
やっぱり毒にも薬にもなるわけです。
これは、ちゃんとした「そば茶」なんだと
改めて感心させられました。
10段階で7です。