
「 水の色は何色ですか? 」こんなタイトルのCMがあります。
TVCMムービー「
1L for 10L( 青い水の世界へ ) 」
昨日書いた、「 ボルヴィック 」のCMです。
世界では、毎日4100人もの5歳未満の子どもが、
汚れた水によっておなかをこわし、脱水症状から
その命を失っています。
特に、アフリカや南アジアの一部では、この問題が深刻です。
不十分な衛生環境で暮らす子どもたちは、病気を患い、
そして命を失います。
「 水は茶色く濁っている 」
…そう信じている子供たちが、地球上に何億人もいるのです。
ボルヴィックさんでは、ボルヴィックの売り上げの一部で、
ユニセフ活動 の支援を行っています。それはアフリカで
飲料水を確保するための井戸づくりと、その井戸を
10年間に渡りメンテナンスする費用に使われます。
ボルヴィックを1L買うごとに、売り上げの一部が寄付されて
10Lの水がアフリカの井戸から生まれるのです。
「 1L for 10L プログラム 」というこの試みは、
2005年にドイツで始まったもので、2006年にフランス、
そして2007年には日本にも広がり、7月2日から9月30日の
3ヶ月間プログラムが展開されました。今年は新たにアメリカ合衆国、
イギリス、オーストリア、スイス、そしてルクセンブルクも
プログラム実施国に加わり、合計8ヶ国を中心に拡大しています。
私たちが買う、ペットボトルの売り上げの一部が寄付されて、
ボルヴィックを飲むたびに、アフリカの笑顔が増えるのです。

プロジェクトでは、アフリカ・マリ共和国の子どもたちと
コミュニティに、清潔で安全な水を供給して、
衛生環境の改善に貢献しています。
今年は、10月31日まで延長になりました。
もともとは、需要が多くなる夏の水の売り上げの
一部を寄付するということでしたので、今年も
6月から9月までを期間として予定していたそうです。
9月の時点で、マリ共和国への8億6700万リットルの
清潔で安全な水の供給が実現するまでの支援規模に達してして、
昨年達成した約7億1200万リットルを上回ることが
明らかになっていました。しかしユニセフとの協議により、
マリ共和国における清潔で安全な水へのアクセスは
改善されつつあるものの、子どもの健やかな成長のためには、
さらなる支援が必要という認識にいたったようです。
この1カ月の延長にともない、今年の支援規模は、11月12日の
最終集計で、約11億1623万8860リットルになりました。
マリ共和国では、清潔で安全な水を利用できる人が農村部では
2.7人に1人で、3人に2人は、沼や池などの水、
人手で掘った浅い井戸の水を使用して生活をしています。
これらの不衛生な水は、下痢やメジナ虫病、 コレラやトラコマ
( 慢性結膜炎 )を引き起こし、子どもたちの命を危険にさらします。
マリでは、5歳未満児死亡率が、出生1000人あたり217人と
非常に高く、清潔で安全な水さえあれば予防できる下痢が、
子どもの死亡原因の3番目、約15%を占めているのです。
西アフリカに位置するマリ共和国は、日本の約3.3倍の
広さの国土に、1160万人の人が暮らしています。
北部にはサハラ砂漠が広がり、国土の65%が砂漠や半砂漠のため、
南部のニジェール川流域を中心に、バンバラやトゥアレグ、ドゴンなど
23の民族が生活しています。国民の約70%は農村部に住み、
綿花や米、ミレット(キビ、アワ)栽培などの農業に携わっています。
また、約10%は遊牧民で、季節などに合わせて、 家畜とともに
生活の拠点を変えています。
マリの気候は、11月から5月の乾季、6月から10月までの
雨季に分けられます。地域によっては気温や雨の量は異なりますが、
乾季はまとまった雨が降らず、大地が乾き、ニジェール川などの
水位も大幅に下がるのだそうです。
また都市部であっても上水道の普及率は低く、全国民あたりでは
52%にすぎない状況で、しかも都市部周辺への急激な人口集中により、
出水不良や断水が頻発しているそうです。
一方、上水道の整備が遅れている地域では従来から深度の浅い井戸を掘り、
地下水を利用していましたが乾期の水位低下による水不足や
それに伴う水質悪化による疾病の増加が社会問題となっています。
今年の具体的な支援活動内容としては、次の大きな4点だそうです。
(1)手押しポンプ付の深井戸の建設
(2)故障して使用できない手押しポンプの修復を含む、
持続可能な水源管理体制の整備
(3)手押しポンプメンテナンスのためのトレーニングの実施
(4)コミュニティの水と衛生に関する活動の管理および住民への
水と衛生に関する啓蒙活動を行うための自治体レベルの能力の強化
そんな今年のプロジェクトは、農村部でも特に清潔で安全な水源が
確保できず、手掘りの浅井戸や池等の水を生活水として使用せざるをえない
モプティ(Mopti)地方とガオ(Gao)地方を対象に実施されます。
ユニセフは井戸の建設や修理だけでなく、修理工や修理部品の確保、
トレーニングを実施し、住民が主体となってメンテナンスを行うことで、
10年に渡る井戸の使用の実現を目指しているそうです。
「 水の色は何色ですか? 」 井戸が出来たことによって
水汲みの重労働から開放された子供たちが学校に通えるようになる。
そんな学校で絵を描くとき…少しでも違う「 水の色 」の絵の具を
選ぶ子供たちが増えることを願って、私は水を飲んでいます。
日刊ドリンク