ペコちゃんも大好き。おかげさまで40周年。 |

「厳選果肉搾り」
今年とれたての福島産あかつき使用
(株式会社不二家:東京都中央区)
№0091
1964年から発売されている不二家ネクターの
発売40周年記念ドリンクです。
ローソンだけの限定販売です。189円でした。
通常は果汁30%の「ネクター」ですが、
これは、果汁50%使用の「厳選果肉搾り」
今年とれたての福島産「あかつき」を使用しています。
「あかつき」は、「白桃」を母親に、「白鳳」を父親に持ち、
名前は福島県にちなんだ『信夫三山暁まいり』 から命名された品種です。
昭和27年に福島県の農水省果樹試験場で生まれました。
実際の果実の形は、やや扁円形で、糖度は12~14%が標準的です。
日持ちが良く果肉が緻密で甘味が強いだけでなく酸味もあり、
コクもあり、とても食べやすいのが特徴の白桃です。
そんな今年収穫された「あかつき」を使った数量限定のネクターです。

「不二家ネクター NECTAR Select」
№0092
不二家の、全国向けの40周年ドリンクとしては、
「不二家ネクター NECTAR Select」があります。
私は、KIOSK(キヨスク*)で買いました。こちらは150円。
こちらも、やはり福島県産白桃(品種は複数)が使われていて
白桃をまるごと裏ごしした、ピューレーから作られています。
こちらは、「厳選果肉搾り」よりも10%少ない
40%のもも果汁が使われています。
「不二家ネクター」には、思い出があります。
私は中学校入学のとき、はじめて英語の「辞書」を買いました。
三省堂の「DAILY CONCISE ENGLISH DICTIONARY」です。
なにか早速調べてみようと、探した単語が…
目の前にあった大好きなドリンク「不二家ネクター」だったのです。
「辞書」によると「NECTAR」とは、
「(ギリシャの)神々の酒、甘露、(花の)みつ」と書いてありました。
自分の「飲んでいるものが…オ・サ・ケ?!」
お酒の神様…「バッカス」のドリンク?!
中学生で飲酒してしまった…、らしい。
ある意味、ショックで、それ以来、英語は嫌いになりました。
そんな思い出が「不二家ネクター」にはあります。
実は、さっきから「ネクター」と気軽に書いていますが、
「ネクター」は森永製菓の「登録商標」なのです。
その証拠には「ネクター」の文字の脇には必ず
登録商標の(R)マークが付いています。
ただし、森永製菓は業界の発展のため商標の運用を
日本果汁協会に一任し、規定に合致した果肉飲料にのみ
「ネクター」の使用を許可しているのです。
肝心の味ですが、確かにいつものよりは濃いですが、
ネクターはネクターらしく、とろみがあって…。
他のメーカーから果汁100%の「桃ジュース」も販売されていますが、
やっぱりドロドロしていないと感じが出ません。
しかし、50%の「厳選果肉搾り」は桃のほかには、
砂糖と香料、ビタミンC、酸味料しか入っていません。
そんなシンプルな材料で…あのドロドロ感は素敵です。
素敵なことといえば、クリスマスにデコレーションケーキを食べる、
そんな習慣を日本に根づかせたのも不二家が最初でした。
不二家のホームページによると、クリスマスケーキの歴史は、
明治43年までさかのぼるのだそうです。
当時はプラムケーキを砂糖衣で飾り、
銀玉をつけたシンプルなものが主流でした。
終戦後、砂糖や小麦粉の統制が解除となった
昭和26年頃からクリスマスは急速に普及。
デコレーションケーキは、クリスマスに欠かせない小道具となりました。
さらに不二家は雛祭りや端午の節句など、
日本の伝統行事の中にもデコレーションケーキを提案、
不二家独自の風物詩として定着させていったのです。
そしてもうひとつ、忘れていけないのは発売以来、
ロングセラーを続ける「ミルキー」。
母親の愛情を象徴するやわらかい味、母乳のなつかしさをテーマにした
このキャンディーは、昭和26年に製品化されました。
パッケージに初登場したキャラクター、「ペコちゃん」とともに、
不二家の名を全国に広めたのです。
キャラクター人形の「ペコちゃん」「ポコちゃん」が
立体商標第一号として特許庁より認められたのは、1998年のことでした。
さて…もう1本、普通の「不二家ネクター」(果汁30%)が、
ここにあるのですが、一度に3本も飲んでいいものかどうか
うれしい悩みを抱えています。
想い出は、評価しにくいですが、
10段階で9です。
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(*)KIOSK
北は青森から南は伊東まで、JR東日本エリア全域の駅にある
おなじみのスタンドが「キヨスク」です。