お茶は丸山 誠が香る |
専門店の淹れたおいしいお茶
茶都(Chato)
(株式会社丸山園:東京都新宿区)
№0097
この1ヶ月半ほど、右フクラハギの筋肉を
何本か切ってしまい。松葉杖の生活も1週間ほど体験しました。
そのとき通っていたのが「千葉徳州会病院」でした。
病院の1階売店にて購入。148円でした。
他のコンビニでも買えないものかと、「お問い合わせ先」に確認。
住んでいる住所を伝えると、すぐに近所の商店を教えていただきました。
「お問い合わせ先」のミスミゾノさん、ありがとうございました。
販売店のリストは、酒屋さんや、食品店を中心に
昔ながらの独自の流通経路が確立されているようです。
さすが創業以来70年以上の会社です。
私も丸山園さんの「ティーバッグ煎茶」をコンビニで買って、
仕事の合間に湯呑みに入れて飲んでいます。
丸山園は江戸時代、茶と酒造の「丸山十一屋」として創業。
そんな伝統のあるお茶屋さんが、創ったブランドです。
「もっと気軽に、もっと楽しく日本茶とつきあっていただきたい…。」
【 お茶の都 】という意味を持つ「茶都」のブランドは、
日本の伝統的な「お茶文化」と、お茶から生まれる新しいライフスタイル、
【 インターナショナルな和 】をテーマとして提案されているようです。
若い女性が、ちょっと立ち寄りたくなるような
新しいスタイルのお茶屋さんが設計のコンセプトになっています。
「茶都」の実際の店舗は、渋谷区恵比寿の「アトレ恵比寿」の中にあります。
外観や壁面では、季節感を大切にしながら、
インターナショナルな和を演出しています。
【和】の象徴であるお茶は、体にやさしく、
ゆったりとした気分や空間を演出してくれる、
まさに【 Natural Pure Laves 】。
「茶都」は、新しいスタイルがあります。
お茶から伝わる体にやさしくゆったりとした気分や
空間を味わっていただけるよう、来店した際には、
【 おもてなし 】の気持ちを込めて、小さな茶碗でお抹茶を
無料で飲むことができます。得した気分です。
丸山園は江戸時代、茶と酒造の「丸山十一屋」として創業。
昭和3年、茶の「丸山園」になって新たに出発してから、
【 ほんとうのお茶を皆様へ 】という願いを目標に、
今日まで頑張ってきたそうです。
そんな丸山園が、これから100周年に向かって
温故知新(古いことを調べて、新しい知識を得ること)の精神を具体化するため、
平成12年、アトレ恵比寿内にオープンした店が「茶都」なのです。
さらに私がこのブランドが好きな理由は、15年の歳月をかけて
屋久島の直営茶園にて有機栽培茶を完成したことにあります。
さらに環境問題にも積極的に取り組んでいて、
なんと丸山園さんの新宿の本社の屋上には
サボテンを植えてあるそうです。
冷暖房の効率化によりエネルギー資源の節約と
緑の多い環境づくりにとりくみ、
新宿区などからも高く評価されているとか。
素晴らしいです。
お茶に関することなら、なんでもやるという「行動力」が
私の尊敬する「本田宗一郎」ともダブって見えます。
ここに丸山園さんの歴史の一部を紹介しておきます。
昭和 3年:東京市四谷区新宿一丁目73番地「丸山園」を創業。
昭和 9年:丸山園顧問として後藤静香氏(*)を依嘱、「お茶は丸山 誠が香る」を標語に
店員の教育、親睦、経営全般にわたり指導を受ける。
昭和36年:錦糸町ステーションビル内に「直売小売店」第一号店出店。
当時社長の「井ヶ田文一」、東宮侍従を拝命
昭和38年:世界最初の「凍結真空乾燥法」、「インスタント日本茶」製造に成功。
昭和43年:世界最初の「真空パック包装」茶を発売。
何個も「世界初」が続きます。
ここまでくると凄いとしか書けません。
一種の「お茶バカ」です。
何事もバカになるまで…人生を奉げる生き方
最近そんな生き方が素敵だと
このお茶を飲みながら、そう思いました。
そんな後藤静香氏の「本気」という詩を紹介します。
【 本気ですれば、大抵なことは出来る。本気ですれば、何でも面白い。
本気でしていると、誰かが助けてくれる。
人間を幸福にするために、本気で働いているものは、
みんな幸福で、みんな偉い。】
味はいたって普通の印象です。
「生茶」をちょっと薄くした感じで、
「伊右衛門」に近い感じです。
10段階評価の7です。
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(*)「後藤静香(ごとうしずか)」
明治、大正、昭和にわたり、多くの人々を社会運動に駆り立てた思想家。
1884~1969年。大分県生まれ
彼の発行した月刊誌「希望」と「のぞみ」の愛読者は、
一時百万人に達した。代表作は「権威」。