渋みのきいた、濃い味わい「十一代目海老蔵」 |
お~い お茶 濃い味
(株式会社伊藤園:東京都渋谷区)
№0111
CMキャラクターには、今年5月に「十一代目海老蔵」を襲名した
市川海老蔵さんを起用しています。
「お~い お茶 濃い味」は、自然抽出した天然緑茶カテキンを
400mg含有した、渋みのきいた濃いめの味わいの緑茶飲料です。
ボトルの横に書いてあります。【 国産茶葉100%、純水使用。
無香料、無調味。自然のままのおいしさです。 】
香料や味わいを調整する調味料を一切使用せずに、
自然な緑茶の味わいで仕上げています。
原料の茶葉は、仕上げ工程によるカテキンの損失が少ない
中蒸しの「荒茶」を主体に、旨みのある「かぶせ茶」をブレンドしています。
また、味わいや香り、緑茶の有効成分を十分引き出すために高温抽出をおこない、
伊藤園独自の「ナチュラル・クリアー製法(特許)」によって、
緑茶のおいしさとクリアーな液色を実現しているそうです。
各社のホームページを見ていても、
緑茶飲料市場はここ数年大きく伸長していることがわかります。
昨年の消費量は約178万キロリットル!で、
これは日本国民一人当たり、赤ん坊からお年よりの方まで入れて、
年間で約14リットル飲まれていることになります。
計算上の数字ですが、実に5年前に比べて約3倍の消費量となっています。
これには自宅で急須から淹れられるお茶は含まれておりません。
日常生活のさまざまなシーンで緑茶飲料が手軽に飲まれるようになり、
また、カテキンをはじめとした緑茶の健康美容成分が
改めて注目をあびていることも、伸長の要因と考えられます。
会社の新人スタッフのアマリさんは、毎日これを飲んでいます。
『なんで「濃い味」ばかり飲んでいるの?』と尋ねたら、
『最近、風邪気味なのでカテキンをとろうと思って…』とのこと。
なるほど…「医食同源」のたとえ通り、生活と病気予防が
直結して実行されていて他人事ながら、うれしくなりました。
私も風邪気味なので、今日はずっとお茶ばかり飲んでいました。
緑茶と同じ茶葉から作られる紅茶やウーロン茶からも
カテキンは摂取する事ができるのですが、働きが最も強力といわれる
エピガロカテキンガレート(*)が圧倒的に多く含まれているのは緑茶なのです。
お茶に含まれている(主な)カテキンは4種類あるそうです。
作用はどれも同じですが、特に効果が強いのが、
エピガロカテキンガレート(EGCg)と呼ばれているカテキンなのです。
「お~い お茶」に比べて1.6倍ものカテキンが入っています。
もし、ノドや食道にインフルエンザなどの悪性のウイルスが侵入した場合、
カテキンはこのウイスルに付着して増殖を防ぐ働きをします。
そして、胃に運び胃酸で死滅させてしまうのです。
やはり…アマリさんの選択は間違っていなかったようです。
最近は、「自宅で煎れるような、しっかりとした渋みのある、
緑茶らしい緑茶飲料を飲みたい」という傾向が、強いのだそうです。
実際に、伊藤園さんでは、昨年の冬に販売した、
季節限定の緑茶飲料「お~い お茶 冬緑茶」が、
渋めの濃い味で、大変好調だったそうです。
こうした背景から、今回、「お~い お茶 濃い味」が 発売されることは、
ある意味自然な流れなのだと思います。
また、これは余談になりますが、ついでに…
濃いしっかりとした味わいの烏龍茶飲料
「濃い味 烏龍茶」も発売されています。
頑張れ、カテキン。
確か…そのものズバリの名前の「お茶」があったと思うのですが…、
頭が痛いので…思い出せません。
今日は、この辺で失礼します。
10段階で7です。
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(*)エピガロカテキンガレート
カテキンにはエピカテキンやエピガロカテキンなど数種類ありますが、
中でも最も効力のあるのがエピガロカテキンガレート(EGCg)です。
EGCgは抗酸化力が強く、以下のような効能があります。
抗酸化作用、抗肥満、コレステロール低減、抗がん、血圧上昇抑制 消臭、抗菌などです。