冬のわくわく「いちご」フェア (2日目) |
生乳仕立ての
いちごオレ
(福島県酪農協:福島県郡山市)
№0146
酪農さんは、【 ご愛飲5000件突破記念 「酪農の王様 】の時に書きました。
とても好感のもてる生産者です。
生産者の正式名称は、『福島県酪農業協同組合』
面倒くさいことが嫌いな私は…「 酪王 」と呼びます。
会社近くのミニストップで購入、105円でした。
今回のドリンクの特徴は、国産の「とちおとめ」果汁を2%使っていること。
また、乳化剤や安定剤などの薬品を使わないで作っていることです。
たとえばジャム作りの時に固める目的で使うペクチンや
豆腐をつくる際に、表面のぶつぶつを消す消泡剤の使用など
無理に使う必要がないけれど、使うと生産効率があがるもの。
このドリンクでは、そんな乳化剤などを一切使わずに、
ちゃんと苺とミルクを混ぜていることです。
箱の横に作りかたが書いてあります。
【 贅沢いちごオレの仕立て方
①甘酸っぱくてジューシーな
とちおとめ果汁を用意する。
②たっぷりの生乳で割る
③隠し味(練乳)を加える
④まろやかになるまで混ぜる 】
どうやら秘密は、④みたいなのですが…
その混ざらない製法は、企業秘密だそうです。
「お客様相談室」検査担当のニヘイさんにも
教えていただけませんでした。
香りは強く、隠し味の練乳のほかに
「果糖ぶどう糖液糖」「砂糖」が入っていますので、
けっこう甘めです。普通のいちごオレと同じくらいの甘さです。
しかし、その原材料に、怪しいものが
一切入っていないことは、充分評価に値します。
ところで「いちご」ですが…
バラ科の多年草で、「実」として食べている部分は
花弁が肥大化したものです。
お店で買うときには、光沢の強さが鮮度のポイントで、
光沢があって、ヘタがピンとしているものが新鮮です。
正式名称は…
バラ科オランダイチゴ属
英語名:Strawberry
仏語名:Fraise
現在一般的に「いちご」と呼ばれているのは栽培苺のことで、
昔から…野に自生しているキイチゴなどは一線を画します。
苺はオランダ人により、江戸時代末期に初めて日本に伝えられました。
正式名称がオランダイチゴというのも、このためです。
本格的に導入されたのは明治時代に入ってからで、
フランスからの品種でした。
もともと栽培苺は、北アメリカ原産のバージニア苺と
南アメリカ原産のチリ苺がヨーロッパで交雑して
原型を成したといわれています。
現在日本国内では非常に多くの品種が栽培されていますが、
最初に広く栽培されたのは明治末期に導入された
ジェネラル・ジャンジーから育成された「福羽」でした。
「いちご」はレモン同様にビタミンCが豊富で、
大粒のものなら5~8粒も食べると
1日の必要摂取量がまかなえます。
生で食べるのがおすすめです。
また、いちごの甘味はエネルギー源になる果糖とブドウ糖、
酸味は疲労回復に役立つクエン酸とリンゴ酸で、
脳と体の疲労回復に効果があるといわれています。
露地栽培が主流だった30年ほど前までは、
本来の旬の4月~6月初旬に出荷が集中していたのですが、
現在では、新品種の開発およびハウス栽培の普及により、
11月~6月頃まで収穫できるようになりました。
どの季節の「いちご」もそれぞれおいしいのですが、
果物の少なくなる冬~春先には、
貴重なビタミン源として、とても重宝します。
とちおとめは…女峰にかわる勢いの
最近流行の品種です。
10段階で8です。