頭とカラダめざめる |

ピンクグレープフルーツ
&アップル
(グリコ乳業株式会社:東京都昭島市)
№0179
300mlで、飲みきりサイズ。電車に乗る前に、
駅前のデイリーヤマサキにて購入、84円でした。
このジュース、濃縮還元の果汁100%のジュースです。
箱の上に【 頭とカラダめざめる 】と書かれています。
爽やかな酸味のピンクグレープフルーツに、
自然な甘さのアップルをブレンドしています。
グレープフルーツ特有の苦さが、気になりません。
アップルが加わることで適度な甘さとなり、
サッパリしていて毎日飲むことができます。
私は、グレープフルーツは大好きなので、
グレープフルーツだけの100%ジュースでも
大丈夫ですが、酸っぱいのが苦手な人でも、飲みやすいです。
それでいて、美味しくブレンドされています。
いい具合に、苦さを緩和しているのですね。
個人的には…もう少しアップルの量は、
少なくてもいいと思います。
意外と知られていませんが、グレープフルーツは
アジアが原産の植物です。
ちなみに柑橘系の植物は、
すべてアジアの熱帯地域が原産です。
現在では、栽培に適したアメリカ西海岸、フロリダ、イスラエルなどの
地中海沿岸、ブラジルなどが主産地となっています。
樹高約10mほどに達する高木で、
つやのある濃緑色の葉をつけ、白い花を咲かせます。
ビタミンCが豊富で、多くの国で人気のフルーツです。
ルビーグレープフルーツやピンクグレープフルーツなど、
たくさんの種類があります。
普段、私たちが飲んでいる果実飲料の原料果汁は、
果実を搾ったままの果汁(ストレート果汁)と、
搾った果汁の水分を取り除き1/5~1/6程度の重量まで
濃縮した濃縮果汁の2つに分けることができます。
市販されている天然果汁(果汁100%)を例に取ってみると、
低温保存しておいたストレート果汁をそのまま殺菌して製品にした果汁は、
品名に「天然果汁」又は「天然果汁(ストレート)」と表示されます。
また、濃縮果汁を濃縮する前の状態まで水を加えて
戻した(還元)後、殺菌して製品にした果汁は、
品名に「天然果汁(濃縮果汁還元)」と表示されます。
通常多く飲まれている果汁は、濃縮果汁から作られたものです。
もちろん、このジュースも濃縮還元です。
果実は、通常年1回収穫され搾汁が行われますが、
その時、1回では1年分の製品を造りきれません。
果汁はおよそ90%が水分なので、
この水分をできるだけ少なくすれば、
輸送の面でもメリットとなります。
そのため海外から多く輸入される原料果汁は
ほとんど濃縮されたものです。
濃縮方法には、真空濃縮、凍結濃縮、膜濃縮などがあり、
これらを組み合わせるなどして濃縮が行われています。
それぞれの方法は次のとおりです。
1.真空濃縮
水は真空状態にすると低温でも蒸発しやすくなることを利用。
果汁を真空状態のもとに置くことにより、
低温で果汁中の水分を蒸発させて濃縮する。
2.凍結濃縮
果汁中の水分を氷の結晶に変え、
この氷結晶を分離し除去することにより濃縮する。
3.膜濃縮
家庭にある浄水器の原理を利用したもので、
果汁を特殊な膜を通すことにより水分を取り除き濃縮する。
日本では、昭和20年代後半から始まりましたが、
当時の濃縮技術は現在ほど高度なものではなく、
果汁の水分を蒸発させるために長時間の加熱が必要で、
味や香りを悪くするなどの問題があったそうです。
しかし、現在では基本的な方法こそ変わりませんが、
優れた濃縮技術が取り入れられたことにより、
ストレート果汁にせまる品質の製品も作ることが
できるようになりました。
皆さんも一度、ストレートと濃縮果汁還元の
天然果汁を飲み比べてみてはいかがでしょうか。
微妙な味わいの違いに、きっと驚くはずです。
明日は…ストレート果汁を飲んでみます。
このジュースは、朝飲むにはとってもいいです。
光に弱いクラウディのリンゴ果汁を守るために
容器の内部にアルミを使用しているそうです。
大切に作られているのがわかりますね。
10段階で8です。