「雪人参」が食えるなら…、馬に生まれてもよかった。 |

特別栽培
はまべに五寸
(株式会社ポッカコーポレーション:愛知県名古屋市)
№0231
会社帰りに駅前のデイリーストアで買いました。
158円は、ちょっと高めな価格設定です。
まあ、数量限定の文字が魅力的ですしね。
寒くなるほどに味わいを増す冬にんじん。
ポッカ「雪人参」は、もっともっとおいしくなるために、
冷たい雪の下で収穫を待っていました。
雪の下で冬を越したにんじんは、
うま味と甘味がグンときわだちます。
畑に積もった雪の下から、丁寧に収穫されます。
「雪人参」の原料は、農薬や化学肥料を一切使わずに
ていねいに育てられた「はまべに五寸」です。
自然のままの味わいを、安心して飲むことができます。
去年は「ひとみ五寸」という品種の
100%ストレートジュースでしたが、
今年は、青森県の舮作(へなし)の「はまべに五寸」の
100%濃縮還元ジュースになっています。
津軽平野ではどの場所からでも見えるという岩木山。
「津軽富士」の名のとおりの流麗な姿です。
雪人参のふるさとは、この広大な津軽平野を
取り囲む白神山系のふもとにあります。
原料のにんじんは、春まきのため秋には
収穫できますが、そのままじっくり寝かせて
越冬させ、立派な雪人参に育てます。
山を背にして、正面の海から吹きつける強い風のおかげで、
雪はあまりつもらず気温もほぼ安定しているそうです。
とはいえ、もちろん寒いことには変わりありません。
真冬から今の春にかけてが、収穫期です。
気温0度前後のなか、凍るか凍らないかの
ギリギリの温度に保たれた雪の下は、
野菜を腐らせないだけでなく、おいしさも
アップしてくれる天然の食料貯蔵庫なのです。
土から掘り起こしたばかりの人参は、舮作興農内の
加工工場に運ばれ、キレイに洗浄されます。
最後に、ヘタをカットされてピカピカの状態で出荷されます。
こうして、人参ジュースになるわけですね。
鮮やかな赤橙色が目にやさしいにんじん。
この色み(色素)の正体が、「βカロテン」です。
βカロテンは体内に入るとビタミンAに変化し、
皮膚や粘膜を強く丈夫に、そして健康に保ってくれます。
つまり、目、鼻、喉、肺、胃腸などさまざまな粘膜から、
病原菌が体内に入るのをしっかりブロックしてくれるわけです。
感染症やカゼの予防には、まさにおすすめです。
βカロテンは、体内で発生した余分な活性酸素を
パクパク食べて消してくれるパワフルな色素でもあります。
活性酸素はもともと、身体に侵入した細菌を
やっつける働きがあるのですが、ストレスやタバコ、
アルコールが体内に入ると急激に増えてしまうという
逆効果の性質も持っています。
これが現代人の健康をおびやかす悩みの種!
増え過ぎてしまった活性酸素は
細胞を覆っている脂肪酸を酸化していき、
だんだんと身体の老化を招いてしまいます。
人参の英名「キャロット」の由来は、このカロテンから来ています。
それくらい、人参のβカロテン含有量は豊富です。
100gあたり7.3mgと、ホウレン草の2倍以上の
豊富な含有量で、緑黄色野菜の王様と呼ばれています。
「お客様相談室」のマエカワさんの話では、
この190g缶のほかに、125mlのパックもあるそうです。
しかし缶は「デイリーヤマザキ」の限定販売。
紙パックのほうは「イトーヨーカドー・グループ」のみの販売だそうです。
ただし「セブンイレブン」は今回含まれていませんので、ご注意ください。
どちらも、今月いっぱいでなくなるくらいの数量とのことです。
こんなにきれいな橙の人参の色を、最近私は…忘れていました。
原材料は「濃縮人参」と「レモン」だけ。
とっても甘くて、幸せなおいしさです。
10段階で9です。