沖縄料理とカシジェー 「琉球もろみ酢」 |
もろみ酢
ダイエット
(宝酒造株式会社:京都府京都市)
№0340
会社近くのミニストップにて購入、105円でした。
もろみ酢とは、沖縄の特産品である「 泡盛 」や
焼酎のもろみからできた天然醸造酢のことです。
「 泡盛 」は、醸造の際に黒麹菌が使用されています。
原料に麹菌を加え、さらに酵母で発酵させてから
アルコール分を取り除いてできるもろみ酢には、
その過程で生成されるクエン酸やアミノ酸が豊富です。
一般の食酢は、酸味の主成分が酢酸なのに対し、
もろみ酢は、クエン酸が主成分なので、 刺激が少ない、
さわやかな飲みやすい酸味が特徴なのです。
そんな「もろみ酢」が11mlと、クエン酸が730mg。
さらに飲みやすくするために、リンゴとレモンの果汁が20%と、
「リンゴ酢」が入っていて、とてもまろやかです。
酢酸の刺すような酸味がなく、旨みを感じる理由は
麹菌由来のクエン酸が圧倒的に多く含まれているからです。
それ以外の理由として、糖化したデンプン(ブドウ糖)が残っていること、
米に含まれていたタンパク質が発酵菌の働きで細かな分子に切られて、
多様なアミノ酸となっていることがもろみ酢の複雑な味わいを醸し出し、
健康効果の一翼をも担っています。
沖縄では、もろみ酢を「 カシジェー 」と呼んでいて、
沖縄料理にふんだんに使われ、 健康維持のために
日常で広く取り入れられています。
他にもカシジェーは、 豚肉の肥料として活用され、
肉質がよく健康的で味がいいといわれる
豚肉を多く生産しているのです。
もろみ酢ブームの元々のきっかけは、実は口コミ。
沖縄便のスチュワーデスさんのお薦めからだそうです。
ダイエット・疲労回復・健康維持に抜群と、口コミで話題となり、
今やTV・健康雑誌で全国的な健康飲料となりました。
お好みに合わせて泡盛や焼酎などにもろみ酢を加え、
今日のように夏の暑い時は冷やして、
冬の寒い時はお湯割にして飲むと一層美味しく頂けます。
もろみ酢は、脂肪を分解するクエン酸が
含まれているとしてブームになっていますが、
最近の抗酸化物質の発見でさらに注目を集めそうです。
もろみ酢には疲れのもとの乳酸やビルビン酸の
生成を抑える疲労回復の働きがあります。
また、血液もサラサラになり、肝臓の働きを
正常にするといわれています。その為、お酒を飲んだ後、
悪酔いせず、さめるのが早くなるといわれているのです。
さらに糖質・タンパク質・脂質全ての代謝が活発になるため
もろみ酢のダイエット効果や 美肌効果も期待できるようです。
ウォーキングなどの運動前後にもろみ酢を飲むと、
脂肪燃焼を効率よくさせ、ダイエットに効果的です。
もろみ酢の構成成分には血圧の上昇を抑え、
高血圧の予防に役立つ働きがあることが報告されています。
硬化した血管に弾力性を取り戻し、狭くなった血管を
広げる働きがあるといわれています。
最近の研究によると、蒸留かすから活性物質を分離・精製し、
構造解析した結果、 もろみ酢に老化防止や生活習慣病予防に
効果があるフェルラ酸と ジヒドロキシ安息香酸の2つの
抗酸化物質があることが発見されたそうです。
沖縄が長寿県であるのは、もろみ酢のおかげなのですね。
もろみ酢に含まれるクエン酸は水にとけやすいため、
一度に大量に摂取しても分解され尿として排出されてしまいます。
医薬品ではないのでとくに飲んでいけない人はいませんが、
お酢にアレルギーがある人は避けたほうが良いでしょうね。
そろそろ秋に向けて…、心も体も
ダイエットしておきましょうね。
10段階で6です。