サワーチェリーとホワイトグレープがKISSをした。 |
サワーチェリーブレンド
桜桃と白葡萄
(小岩井乳業株式会社:東京都千代田区)
№0473
会社近くのミニストップにて購入、158円でした。
トロピカーナで大好評のプレミアムシリーズの登場です。
金のパッケージで、すっかりおなじみとなりました。
『 トロピカーナ 100%ジュース 』
今回の味は「 サワーチェリーブレンド 」です。
桜桃(サワーチェリー)と白葡萄(ホワイトグレープ)の
100%果汁のミックスジュースです。
香り豊かな桜桃(サワーチェリー)が充分に楽しめます。
また、甘さだけでなく、すっきり甘い白葡萄(ホワイトグレープ)が、
桜桃と葡萄、それぞれの個性を上手く引き出してくれました。
とても幸福な気分になれる、飲み物です。
世界のさくらんぼは、「 スイートチェリー(甘いさくらんぼ) 」と、
「 サワーチェリー(酸味のあるさくらんぼ) 」に分けられます。
ヨーロッパ南部、中部、西南アジアの広い地域で栽培されています。
日本のさくらんぼは、生食用のスイートチェリーが多いですが、
海外などでジャムなどに加工されるさくらんぼは、出来上がりの
味のバランスから、サワーチェリーが使われることが多いようです。
最初、これは、大晦日に書いた「 トロピカーナ スパークリング 」の
「 桜桃 」の果汁が余ったから…できたドリンクかな?と思ったのです。
しかし、あちらは、「 スイートチェリー(甘いさくらんぼ) 」で
今回のは「 サワーチェリー(酸味のあるさくらんぼ) 」。
そんな偏見は、飲んだ瞬間にみごとに裏切られました。
それは…心地よい裏切りでした。
どうしても「 高級そうなイメージ 」があるサクランボですが、
やはり美味しいものはおいしい。好きなものは…好きなのです。
そしてブレンドされている白葡萄がこれまたいい感じです。
最初に書きましたが、桜桃の豊潤な香りと酸味の深い味わいを、
すっきりとした甘みの白葡萄が引き立てています。
ところでサクランボには面白い話があります。
サクランボはたくさんの品種がありますが、
同じ品種のめしべと花粉は受粉しないのだそうです。
例えば、「 佐籐錦 」を作ろうとして畑に「 佐籐錦 」の木ばかりを植えても、
実を結ぶことはありません。他の品種の花粉が必要なのです。
これは「 自家不和合性 」と呼ばれるサクランボの特徴です。
「 桜ん坊 」は商品化されたものの名前で、
本当の名前は「 桜桃(おうとう) 」ですね。
サクランボは楼の木に成るものと思っている人が結構いますが、
それは間違いで、サクランボは「 桜桃 」の木に成ります。
楼桃と桜は、どちらもバラ科サクラ属で、近い親戚にあたります。
ですが種類が違うもので、桜桃は甘果桜桃類の仲間、
桜は酸果桜桃類の仲間になるそうです。
桜の木にもサクランボに似た実はつきますが、
小さくて酸っぱくとても食用になりません。
桜の季節になったら…食べてみますか?
10段階で9です。