創業1894年 銀座千疋屋の 「 フルーツリッチ ミルク 」 |
フルーツリッチ
ミルク
ストロベリー
(北海道乳業株式会社:北海道函館市)
№0522
会社帰りのデイリーストアにて購入、168円でした。
普段の北海道乳業さんの価格に比べて、すでにリッチですね。
2月に書いた「 プレミアム いちご れん乳オレ 」でも
「 プレミアム 」が売りで、価格は137円でした。
生乳59%に加糖れん乳12.7%が加えられた、
果汁1%のミルキーなドリンクでした。
この銀座千疋屋さんのフルーツリッチは、イチゴ果汁5%
生乳60%使用と「 プレミアム 」を超えています。
練乳が入っていないので、まったく同じものではありませんが、
イチゴの酸味もしっかり味わえて、サッパリした酸味の中に
生乳のさわやかさが溶けています。
ホクニュウさんは、以前からコラボレーションが多くて
「 テオブロマ 」さんや、LOOKチョコレートなど
多くのタイアップドリンクを作ってきました。
すでに「 銀座千疋屋 フルーツヨーグルト 」を
ホクニュウさんは、発売していましたから、
この「 銀座千疋屋 」さんのドリンクを作るのは
自然の流れといえるでしょうね。
高級フルーツで有名な「 銀座千疋屋 」さんですが、
1894年(明治27年)に東京都中央区銀座8丁目に
果実専門店を開業したのが始まりです。
旬の果物を味わう習慣は、古くから日本人の楽しみです。
1913年に、日本で初めての「 フルーツパーラー 」を開業します。
1923年の関東大震災で店舗が焼けたために新店舗になりましたが、
この年、パーラーにて「 フルーツポンチ 」が始めて商品化されました。
伝統を守りながら果物の新しい楽しみ方を模索してきたわけです。
1931年(昭和6年)に宮内庁御用達になります。
翌年、りんごの品種「 スターキング 」を日本に導入します。
こうして初めて実ったリンゴは、宮内庁に献上されたのです。
始まったばかりの「 フルーツリッチ 」ですが、
どうやらシリーズ化しそうな感じがします。
あくまで私の勝手な想像ですが、フルーツの名前を独立させた
パッケージデザインなど、今後商品展開がしやすいレイアウトです。
マンゴーや、パパイヤなどのシリーズが、これから期待できますね。
そういえば…まだ外国のフルーツが珍しかった、
昭和の初期に、マンゴーやパパイヤが並ぶ
「 銀座千疋屋 」さんの店先の光景は、
芸術家・竹久夢二先生のお気に入りだったそうです。
そのため昭和5年まで「 銀座千疋屋 」さんの広告デザインや
果物の小雑誌の表紙絵などを描いていたのだそうです。
でも…この「 フルーツリッチ ミルク 」のパッケージに描かれている
イチゴのイラストは竹久夢二先生の作品ではありません…、
念のため。
10段階で6です。