ありがとう、仙台。 ありがとう、七夕まつり。 |
土曜日の夜中に自宅を出発して
「 仙台七夕まつり 」を見にいました。
今年は、まつり初日が日曜日でしたので、
やはり人出が多かったですね。
県外からの見学者専用の駐車場「 錦町公園 」に着いたのは、朝の7時でした。
朝9時から駐車場が使えるのですが、すでにたくさんの車が並んでいました。
開門を待っている間に…後ろの車のご夫婦と仲良くなりました。
お二人は宮崎から来ているそうで…「 東北三大祭り 」を見るために
カーフェリーで神奈川県に上陸して、一路青森県へと向かったそうです。
青森の「 ねぶたまつり 」と、山形の「 花笠まつり 」を見てから
ここ宮城の「 七夕まつり 」に着たそうです。元気な初老の夫婦でした。
私もリタイアしたら…こんな感じで、旅行してみたくなりました。
『 むかし、中国の漢水のほとりに、織女(しょくじょ)という
機織(はたおり)の上手な美女が住んでいました…。(中略)
織女は毎日泣き続けるばかりで、とても可愛そうなので、
年に一度、旧暦7月7日の夕だけ、逢うことを許しました。 』
6世紀に書かれた、長江中流域の物語を書いた
『 荊楚歳事記(けいそさいじき) 』の中でも、
織女と牽牛の物語は、書かれていたそうです。
中国では織女星を祭って、女性が裁縫の上達を祈る風習が
あったことから、日本でも五色の短冊に願い事を書き、
色紙や折りづるなどといっしょに庭に飾った笹竹につるして、
習字や手芸などの上達を祈ることが行われるようになったのだそうです。
そんな風習が仙台の七夕には、
まだ強く残っているのですね。
平塚の七夕よりも…シンプルですが、
とても人情が感じられました。
七夕飾りは…朝10時からなのですが、もう9時前には家族全員で、
街の郊外の家々でも、それぞれの笹を綺麗に飾っていました。
この地域の人々の温かさを、
仙台の中心地に着く前に、
至るところで感じることができました。
今回の旅は、のんびりと一般道を
走って行きましたので、行きが8時間、
帰りが10時間ほどかかりました。
カラダは少し疲れましたが、
気持ちは元気になりました。
ありがとう、仙台です。