アサヒビール、カゴメと包括提携へ 食品・飲料を強化 |
筆頭株主となるなどの業務・資本提携を発表した。
カゴメが強みをもつチルド(冷蔵)分野での商品開発をはじめ、
生産拠点の相互活用や物流・営業の共通化、海外事業など
包括的な提携を進める方針。これまでも自動販売機や
量販店の商品展開で協業を進めてきた両社はさらに関係を深め、
縮小する国内食品市場で生き残りを図る狙いだ。
カゴメが21日付で実施する第三者割当増資をアサヒが引き受け、
10.05%(議決権ベース)を166億円で取得する。
カゴメは設備投資資金としているが、買収防衛の意味合いもある。
提携後の第1弾商品として、カゴメの技術を取り込んだ
野菜入りアルコール飲料を8月ごろに発売するという。
アサヒビールは食品と飲料分野を、ビールに次ぐ事業基盤に育てる考えで、
05年に飲料メーカーのエルビーを、昨年はベビーフード最大手の和光堂を買収。
新たにカゴメと提携関係を築くことで、グループ全体の総合力を高め、
両分野で先行するキリンビールを追いかける態勢を整える。
アサヒビールの荻田伍社長とカゴメの喜岡浩二社長は記者会見でともに
「最高のタッグを組めた」と強調した。アサヒの連結売上高は
06年12月期で1兆4464億円。カゴメは同年3月期で
1665億円で、植物性乳酸菌飲料「ラブレ」がヒットを続けている。
全文:朝日新聞(asahi.com)より引用
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だんだんと独立系のドリンク会社が無くなっていきますね。
このままだとすべてのメーカーがお酒の会社か、調味料関係の会社の
傘下に入ってしまいます。業務・資本提携がすべて悪ではありませんが、
今まで通りの商品開発や展開が出来ない可能性もありますね。
8月のドリンクが「 アサヒ・スーパードライ・トマト 」という名前の
「 トマト・ビベーレ ( エチゴビール ) 」みたいな商品なら面白いのですが…、
イメージ通りの「 レッドアイ 」なら単純すぎますね。今後に期待です。