ナタデココが…はりついて |
マンゴーナタデココ
(協同乳業株式会社:東京都中央区)
№0015
これもセブンイレブンオリジナルのドリンクです。
マンゴーの産地のフィリピンなどで飲む100%ジュースほどではないですが、
オリジナルにかなり近い味付けです。
157円は、この内容ならリーズナブルな価格です。
栓を開けたときの、マンゴー独特の鼻につ~んとくる酸味を帯びた香りと、
口の中でひろがる甘さがマンゴー通でも納得できる味わいだと思います。
ナタデココは大きさも程よく、開口部から飲むためには最適なサイズです。
アロエやナタデココ入りの「ヨーグルト」や「ジュース」「ゼリー」などは、
多くのメーカーで昔からたくさん作られてきました。
…そして消えていきました。
ナタデココを大量に消費しているのは、日本人です。
日本人は、昔から寒天やこんにゃくなど、弾力のあるものを噛むことが好きであり、
あえて噛む食品を生み出す文化に長けている民族だと私は思っています。
このナタデココの食感もコリコリしていて歯で噛むとプチンと半分くらいにつぶれます。
適度な弾力が心地よく、病みつきになってしまいます。
原材料にケフィアエキスと書いてあります。
ケフィアとは、長寿の人が多いことで世界的に知られているコーカサス地方で
2千年以上前から飲まれているヨーグルトと同じ仲間の発酵乳の一種です。
しかし、ヨーグルトが2種類の乳酸菌だけで作られているのに対し、
ケフィア粒は、有益な40種類もの乳酸球菌(球状の乳酸菌)、
乳酸桿菌(棒状の乳酸菌)、40種類の酵母(アルコール発酵を営む菌)、
5種類の酢酸菌(酢酸発酵を起こす菌)による複合発酵乳なのです。
だからヨーグルトのようであってもヨーグルトではないのです。
残念なことに、ナタデココがカップの中に1個だけ張り付いて残ってしまい
カップをたたいてもはがれず、結局食べる事ができませんでした。
これは、食べるタイプのドリンクの宿命なのですね。
冬に飲む「コーンスープ」のコーンや「おしるこ」の粒餡なども、中に残ってくやしいです。
マンゴー好きな人も納得、10段階評価で8をつけます。