林檎の中の王様 「 スコール 王林 」 |
スコール
青森産
王林
(南日本酪農協同株式会社:宮崎県都城市)
№1033
会社帰りのスリーエフにて購入、147円でした。
スコールは新鮮な脱脂乳を使用し、特殊な乳酸発酵をさせた
「 乳酸菌飲料 」を、主原料とした『 乳性炭酸飲料 』です。
今回のスコールは、さっぱりした甘みと香りが特長の
青森産王林果汁が1%ほど使用されています。
「 乳酸菌飲料 」と「 乳性炭酸飲料 」は炭酸部分が違うのですね。
たとえば、ヤクルトは乳酸菌飲料で、ヨークは発酵乳なのです。
乳飲料の定義は、『 生乳、牛乳もしくは特別牛乳またはこれらを
原料とした食品を加工し、または主要原料とした飲料 』です。
ちなみに発酵乳とは『 乳または乳製品を乳酸菌または酵母で
発酵させた糊状または液状にしたもの 』と書かれています。
乳酸菌飲料は、『 乳または乳製品を乳酸菌または酵母で
発酵させた糊状または液状にしたものを主原料として
これに水を加えて薄めた飲料 』と定義されています。
そんな「 乳性炭酸飲料 」のスコールに、青りんごの王様
「 王林 」を加えたのが今日のドリンクです。
「 王林 」の特徴はやはり表皮が緑黄色であることですね。
最近では「 青りんご 」といえばこの「 王林 」を指します。
緑の表皮は、冬場を越して春先になると、茶色く変色し始めます。
大きさは300g前後、果皮は鈍い緑黄色です。
果皮表面には、ひび状のサビが発生しやすく、
果点( 果実表面のポツポツした点 )が目立ちます。
少し「 王林 」について参考のために書いておきますと、
福島県伊達郡桑折町の大槻只之助氏が、1931( 昭和6 )年に
りんごの品種改良に取り組みはじめ、1943( 昭和18 )年に
ゴールデン デリシャスと印度( 花粉 )の組合せで初めて
結実したものを原木として、接ぎ木して栽培したのです。
この地区の人々はナシリンゴとかソバカス美人と呼んで
食べていましたが、このりんごの優秀さに目をつけた
伊達農協の大森常重組合長さんが、1952( 昭和27 )年に
「 林檎の中の王様 」という意味の王林と命名し、伊達農協や
関係者の努力で、その年から東京の市場に出回ったのだそうです。
「 王林 」は、多くの人たちの努力の結晶でもあるのですね。
子供のころに寒くなって風邪をひいた時には…
林檎を摩りおろしたものを飲んでいました。
だから、りんごは大好きです。
10段階で8です。