マウント・レーニアもクリスマスシーズンです。 「 へーゼルモカ 」 |
マウント・レーニア
カフェラッテ
へーゼルモカ
(森永乳業株式会社:東京都港区)
№1039
森永乳業さんは、1993年にエスプレッソとミルクを加えた
カフェラッテをチルドカップ飲料としていち早く商品化して、
『 マウントレーニア カフェラッテ 』として発売しています。
今年で14年目を迎えた「 マウントレーニア カフェラッテ 」
このシリーズは発売以来、チルドカップコーヒー市場においての
パイオニアとして多くの消費者から支持されています。
昨年の売り上げの調査でも、約5割のシェアを占めていて、
もちろんこれは堂々の1位の数字なのです。
今回は本格エスプレッソとたっぷりミルクのカフェラッテに
ヘーゼルナッツチョコレートを組み合わせたカフェラッテです。
ヘーゼルナッツチョコレートといえば「 ジャンドゥーヤ 」が
有名ですが、そんなイメージを持ちながら飲んでみました。
ジャンドゥーヤの歴史は、トンダ・ジェンティーレ・デル・ランゲの
ヘーゼルナッツと、砂糖、カカオを混合した、個性的で美味しい、
全く新しいタイプのチョコレートを、1852年にカファレル社が
試作した時に遡ります。
そのチョコレートは当初、ピエモンテ地方の方言である
「 ジブー 」という名前で呼ばれていたのだそうですが、
その後すぐに今では世界中のチョコレート愛好家において
すっかりおなじみの「 ジャンドゥーヤ 」という名前になりました。
この名前の名付け親は、ツンと上がったお尻と三色の帽子を被った、
ピエモンテ地方の個性的で愉快な仮面を創造したと言われる
ジャンドゥーヤ、もしくはジャン・デラ・ドゥーヤ、あるいは
ジョバンニ・デル・ボカーレという名前の地元の農夫でした。
その仮面は、1799年に戦われたピエモンテ地方の
独立紛争におけるシンボルでもあったのだそうです。
1865年のカーニバルのお祝いにおいて、
遊び好きで皆に愛されていたジャンドゥーヤは、
新しいチョコレートを皆から報償として与えられ、
カファレル社がその新しいチョコレートの名前として
ジャンドゥーヤという名前を、正式に使用する事が
許可されたという、大変名誉なことだったのですね。
そんな「 ジャンドゥーヤ 」ですが…、フレーバーだけでは
出せないナッツ感やチョコレートの濃厚感が楽しめます。
そもそもカフェ・ラッテ( Caffè Latte )とは
「 コーヒー・牛乳 」と言う意味のイタリア語です。
カフェラッテ( Caffellatte )と続けたり、
カッフェ・エ・ラッテ、カフェラテとも言います。
イタリア・ヴェネツィアにある喫茶店カッフェ・フローリアンが
発祥の地といいます。日本では以前は「 カフェラッテ 」の
表記も見られましたが、スターバックスに代表される
アメリカ式のカフェバーが浸透し始めるとともに
「 カフェラテ 」というアメリカ式の発音表記が多くなりました。
イタリアではコーヒーと牛乳を混ぜていれば「 カフェ・ラッテ 」ですが、
コーヒーは一般的にエスプレッソ形式で出されることが多いので、
カフェ・ラッテも「 エスプレッソ+牛乳 」の組合せになります。
ですから日本では、エスプレッソタイプを「 カフェ・ラッテ 」と言い、
カフェ・オ・レと区別している場合が多いようですね。
カップのデザインはすっかりクリスマス・モードになっていますね。
雪の結晶と、赤いリボンが素敵な季節の贈り物のようです。
10段階で6です。