長命草 [ ボタンボウフウ ] で健康に |
資生堂
長命草
[ ボタンボウフウ ]
与那国島産
(株式会社資生堂:東京都中央区)
№1311
自宅近所の薬局にて購入、160gで、210円でした。
この「 長命草 」は、昨年8月1日から沖縄で先行発売され、
9月21日から全国の資生堂化粧品取扱店にて発売中です。
今日は「 七草粥 」の日でしたね。
去年も書きましたが、七草粥は、人日( じんじつ )の
節句( 1月7日 )の朝に、山里に生えている野草5種と
日常食べている野菜2種をお粥にして食べる行事のことです。
胃腸に負担が少ない、七草をお粥にして食べようとしたのは、
正月疲れが出はじめたカラダの回復を願ってのことなのです。
今日のドリンクも、沖縄地方の体にいい野菜。
その名もずばり「 長命草 」です。
和名は「 ボタンボウフウ 」といいます。
沖縄本島では「 サクナ 」、与那国島では「 グンナ 」、
波照間島では「 マンズ 」、竹富島では「 シュナイ 」と
島によって呼び名が変わるのだそうです。
周辺の海の荒さから、渡難( ドゥナン )と呼ばれる日本最西端の島、
与那国島。厳しい自然環境の中で暮らす島の人々の健康を
支え続けてきたのが、この長命草( ボタンボウフウ )なのです。
那覇の市場では、野菜として売られていますが、与那国では海岸に、
波照間では道端にたくさん生えていて、わざわざ栽培しなくても、
元々は好きなだけ採取して利用できる野草なのだそうです。
わずかな岩の切れ目に根を伸ばし、海のミネラルと降り注ぐ紫外線を
存分に吸収した長命草には、鉄分、カルシウム、食物繊維をはじめ、
ポリフェノールなど、様々な成分がバランスよく含まれています。
古くより万病に効く薬草として知られていて、喘息・肝臓病・腎臓病・
高血圧・動脈硬化・リウマチ・神経痛などに効くとされています。
「 長命草 」は独特の香りがあり、毒消し効果があるそうなので、
千切りにして刺身のつまにも利用されているそうです。
レバーと一緒に煎じた汁は、滋養強壮の特効薬( チムグァーシンジ )。
また、もやし・青パパイヤ・ニラのどれかと組み合わせて湯がき、
ゴマ・ニンニク・味噌などで和え物にしたりするそうです。
今回資生堂さんは、そんなの長命草を使用したドリンクとタブレットを開発。
与那国島の契約農園で無農薬栽培した長命草を使用しています。
月に1回、与那国島の海水を畑に散布することで、自生している
長命草と限りなく近い環境で栽培しているのだそうです。
果汁は50%なのですが、これは、りんご、オレンジ、レモンの果汁です。
甘み付けには、精製ハチミツが入っています。そこに今回の目玉である
「 長命草粉末 」と「 明日葉粉末 」が入っているのです。
苦い青汁のイメージでしたが、果汁とハチミツのため飲みやすいです。
本当、あっけにとられるほど、何の抵抗も無く飲めました。
開発者の味付けに対する、試行錯誤が感じられる味わいです。
また、パッケージも、とてもシンプルでオシャレです。
さすが化粧品の「 SHISEIDO 」さんだけあって
女性好みの色使いのデザインですね。
10段階で7です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「 春の七草 」 芹 薺 御形 繁縷 佛座 菘 蘿蔔
①芹(せり):一つところにセリあって生えるので、そう名がついたそうです。
②薺(なずな):ペンペン草のこと。果実の形が三角形で三味線のバチに似ており、
茎を口にくわえてひっぱって弾くとペンペンと音がするのでペンペン草!
③御形(ごぎょう):母子草ともいう。茎の端に小さな花が集まって
咲くので、子が母にまとわりつく様子に例えて母子草とよぶそうです。
④繁縷(はこべら):はこべのこと。茎が長く連なってヘラのように
はびこるので、はこべらと言うそうです。
⑤佛座(ほとけのざ):地面にぴったりついた丸い葉が、仏様の座る
座布団の形に似ているので、こうよぼそうです。
⑥菘(すずな):蕪(かぶ)のこと。根が球の形をしているので蕪といいます。
蕪(かぶ)とは頭のことなのだそうです。
⑦清白(すずしろ):大根のことですね。太くて白いので鈴白とも呼ばれています。